コルト         2008年9月18日


 リサン湾とコトル湾の間に浮かぶ岩礁の聖母島(左)

 ドゥブロブニクの街を後にして、世界遺産であるモンテネグロのコルトへ出発する。  アドリア海に浮かぶロクルム島、Plat の街の南にあるヨットハーバー、 Zupa Dorrovacka の街などを遠望した後、 左手の谷間に入り、モンテネグロの国境へ。
 国境を過ぎると、間もなく、ボカ・コストルカ湾の最初の湾であるトプラ湾に出る。  ティバット湾から狭い湾峡を過ぎると、左手にリサン湾、右手にコトル湾が広がる。
 トルコ湾口に二つの島が見える。  左手に見えるのが岩礁の聖母島(ゴスパ・オド・シュクルペラ)、 右端に見える木の生えた島がスベティ・ジョルジュ島である。
 コトル湾口にある街 Perast が見える。  リサン湾岸を走ると、ボカ・コトルスカ地方最古の集落であるリサンの街が見えてきた。  コトル湾の東岸にある Dobrota の街を過ぎるとコトルの街がある。  城壁に囲まれたコトルの街に到着。
 コトルの街の散策を終えて、コトル湾を更に右回に回り帰路につき、ヘリー乗り場へ。  アドリア海へ繋ぐトプラ湾口を望むヘルツェグ・ノビの街を通って、モンテネグロの国境へ向かう。
 聖母島  地図の中央の島が岩礁の聖母島(ゴスパ・オド・シュクルペラ)です          <モンテネグロ国リサン湾にて>
 ボカ・コストルカ湾の風景を、  下記の「ボカ・コストルカ湾」のボタンをクリックして、60枚の写真でご覧ください。



 コルト最大の記念碑的な建造物である聖プリトン大聖堂(右)

 9世紀から18世紀に渡って建設された全長4.5kmの市壁で囲まれている世界遺産のコトルに到着。  都市国家コトルの正門(南門)であるコトル湾に面した「海の門」を潜ると武器広場に出て、正面に時計塔が見える。  塔の前にあるピラミット型をした「さらし柱」の前で罪人を晒したという。
 広場ピアッツア(武器広場)には、ベネチア時代の武器倉庫、プリンス宮殿、左手一番奥が「オールド・タウン・ホール」がある。  路地に入って、ピマ宮殿に向かうと西側には、14世紀のゴシック様式が残るベスクーツァ宮殿があり、 東側には、14世紀に建設されたビサンチ宮殿がある。
 ピマ宮殿の前の小麦粉広場に出る。  門やバルコニーが17世紀に建設された面影を残すピマ宮殿から路地を東に抜けると聖トリプン広場に出る。  聖トリプン広場にはコトル歴史館、市庁舎、ドラゴ宮殿、聖トリプン大聖堂がある。
 聖プリトン教会の後ろは断崖になっていて、頂上に聖ジョバンニ要塞、丘の中腹には「健康の聖母教会」がある。  大聖堂の中に入り、主祭壇の石のチボリウム(天蓋付き祭壇)や磔刑像を見る。
   聖プリトン大聖堂  地図の中央の写真の位置が聖プリトン大聖堂です                    <モンテネグロ国コトルにて>
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 聖ルカ広場にて、聖ルカ教会を描いている老人(左)

 聖プリトン広場から路地を抜けると美術館広場に出る。 左手にボッケリアン海軍本部事務所がある。  美術館広場の北側には、グレゴリナ宮殿や海の博物館がある。
 美術館広場から聖ルカ広場に抜ける路地の左手に17世紀建造のカランパーナの井戸がある。  聖ルカ広場の西側(左手)が音楽学校、奥が聖ニコラス教会、その右手の広場の真ん中に、聖ルカ教会がある。
 聖マリア教会の前方奥にある川の門や聖ジョバンニ要塞への石段、聖クララ教会を覗いた後、 武器広場へ戻りコトル散策を終える。
 聖ルカ広場  地図の中央の広場が聖ルカ広場です     <モンテネグロ国コトルにて>
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アドリア海岸の国を歩く